料理の基本の気持ち その③

道具編②まな板について。
 
調理をする時に、まな板を使いますが、昨今、様々な素材のまな板が数多く
出ています。
和食では、杉やヒノキを用いた物が珍重されます。
これは、杉やヒノキが持つ殺菌作用からです。
 
手入れ方法は、杉やヒノキも含め漂白剤とお湯で殺菌するのが一番ですが、
日頃なかなか厳しいと思いますので、週1~2回で最適だと思われます。
普段使いの時は、殺菌作用のある台所洗剤にて使った表と使わなかった裏を、
忘れずに洗浄するのが、一番です。
 
ここで忘れがちなのが、洗浄後の乾燥です。
乾燥を怠ると、残った菌が食中毒の原因となりかねないので注意が必要です。
清潔な布巾等で拭き、よく乾燥させて、保管して下さい。
 
まな板の大きさは台所のサイズに合わせて、お好みのサイズを使われるのが最適だと思います。
普段使いならば、ご自分の手の大きさの3倍程度の大きさが使い易いです。
因みに、大きな魚を捌く時等は大きめのまな板が使い勝手が良いです。
 
まな板は、どうしても素材に問わず包丁の傷が残ります。
それが食中毒の原因にもなりますので、古くなったら感謝の思いを込めて処分しましょうね。
 
さて、次回からは今は無き実家の寿司屋の小話について書いて行きたいと思います。
お多福でした。