レギュラーとハイオクの違いとは?

『レギュラー』と『ハイオク』の違いをご存知でいらっしゃいますか?

ガソリンスタンドに行くとレギュラー(赤)、ハイオク(黄)、軽油(緑)があります。
『軽油』は、軽自動車に入れる燃料ではない事を知っていますか?
そんな事と知ってるように聞こえてきますが。
実際には、よく分かっていないという人が多いのです。
『軽油』と『ガソリン』は同じ石油ですが、全く違う性質を持っています。
間違えた知識でいると、今お乗りのお車を壊す原因にもなります。これからでも遅くはないです。正しい知識を身につけて下さい。

【レギュラーとは?】
①一般的に使用されています。(軽自動車から普通車(一部のトラック)まで幅広く使われています)
②オクタン価が96に満たないガソリン
③基本ガソリンは無色透明です。識別する為に日本では、オレンジ色に着色されています。(見た目・臭いで判断することは難しいのでお近くの自動車店にお問い合わせ下さい。)

【ハイオクとは?】
①スポーツカー・高級車に多く使用されています。
②アンチノック性が大きい高オクタン価96以上のガソリン(アンチノックとは、エンジン内燃焼室でノッキング(異常燃焼)を起こしにくい性質)
③ハイオクは、レギュラー同様オレンジ色に着色されています。(見た目・臭いで判断することは難しいのでお近くの自動車店にお問い合わせ下さい。)

【軽油とは?】
①ディーゼルエンジンに使用されています。(※普通車から大型車で主流とされているエンジン)
②緑系に着色されています。(見た目・臭いで判断が難しい時はお近くの自動車店にお問い合わせ下さい。)

【オクタン価とは?】
・ガソリンのエンジン内での自己着火のしにくさ、ノッキングの起こりにくさを示す数値です。100で表しています。
・オクタン価が高いほどノッキングが起こりにくくなります。
・日本ではハイオク96以上、レギュラー89以上ものを示します。

【ノッキングとは?】
・走行中に極端に低いエンジン回転数で、クルマが止まりそうな状態になった時に車体が『カリカリ』、『ガタガタ』と振動する現象。
・エンジン内部及び外部からの金属打撃音または打撃的な振動を生じる現象
・ガソリンエンジンが異常燃焼している状態のこと。
 
【レギュラー車にハイオクを入れても問題ないのでしょうか?】
 
レギュラー車にハイオクを入れてもエンジンが壊れる事はございません。
しかし、レギュラー車はレギュラーガソリンで設計されています。
その為、ハイオクを入れても極僅かの燃費向上です。
しかし、本来のエンジン性能を失い、更にエンジン不調を満たす恐れも御座いますのでご指定のガソリンを使用下さい。

【※ガソリンの取扱注意点】
・引火点‐40℃以下の極寒な環境でも蒸発し、その蒸気は空気より3~4倍にも重いです。常温でも火を近づければ、燃焼する範囲は広がり条件によっては爆発する事があります。
・小さな火種でも安易に引火する
・容器でのガソリン購入は消防法で禁止されている。
※ガソリン購入するには、金属製ガソリン携行缶が必要です。
 
スラッジ削り節さん